87FZR1000のチェーン交換(2004年11月)


以前から若干チェーンの偏伸びによると思われる周期的な異音、振動があったのだが放置プレーして乗っていた。

最近症状が進んできてこのまま乗るには不安があったので交換を行った。

以前の記録から、今のチェーンで約43,000km走ってたことが判明…(汗

gs532xw 110リンク 現在付いているチェーンのプレート数を数えて(110リンク)なおかつチェーンメーカーカタログで110リンクであるのを確認後、交換用のチェーンを注文、購入。

チェーン交換用の工具も購入(N○KAIのH型チェーン3ウェイツール)。
この工具、アルミ製で見た目は良いのだがネジ山(M10)の耐久性が心配。
(個人的にはS45C辺りで錆び止めを塗ったもので出してくれた方が嬉しいのだが…
 まあ一般的な専用工具に比べ、リーズナブルなので良しとしよう)

最初に今付いているチェーンを外すのにピンを抜きます。

工具のネジ山にグリスを塗り、いざトライ!

さすがにカシメてある部分を抜くので結構なトルクでネジを締めないとピンが抜けて来ません。

工具が目でわかるくらい開いてきて明らかに強度不足な感じがしましたが抜けました。

手前のプレート分+αまで押し込めば、あとは手で簡単に抜けます。

(もう使わないチェーンであればサンダーで切った方が良いかもしれません(爆))

古いチェーンに新しいチェーンをつないで入れ替える方法もありますが、新しいピンを古いチェーンに差したくないので古いチェーンを一旦抜いてから新しいチェーンをセットします。

よってスプロケカバーも外しての作業となります。(Fスプロケの点検、カバー内側の清掃もしたいので)

カバーのネジを外して、カバーを外します。
クラッチのピストンの固定とカバーの固定を兼ねているネジが1本あるのでそこも忘れずに外します。(クラッチのピストンの部分には3本ネジがあるので外すネジを間違えないように外すネジの頭にポンチマーク打ってます。)

新しいチェーンの先(ジョイント部)はビニールで養生して汚れがつかないようにしてチェーンをセットします。

←スプロケはロックワッシャ+ワイヤロック(2箇所)で緩み止めしてます。

ジョイント部のローラー側のOリング摺動面および軸穴部に製造時に発生したと思われる金属クズが付いていた(カシメで発生した金属クズ?)ので除去。ジョイントおよびローラー軸穴、Oリングにあらかじめ塗布されているグリスでは量が少ないと思われたので手持ちのチェーングリス(ホワイト)を塗って組み込んだ。

まずは向こう側のOリング、ジョイントをセットします。

次に手前側のOリング、プレートをセットしてチェーン交換工具で押し込みます。

プレートの押し込み量は、他のプレートの寸法を数点測ってその平均(22.0mm)狙いでセットしました。

最後にカシメ作業をチェーン交換工具で行います。

工具に付属していたゲージでカシメ量確認し規定量であれば作業完了。

ちなみにノギス計測でカシメ前φ5.1、カシメ後φ5.3でした。
(前のチェーンのカシメも測ってみたらφ5.3)

 


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