87FZR1000部品取り車の解体作業(2002年3月)
1996年頃、FZRの調子(エンジン)が悪くなったときに丁度雑誌で売りに出てた部品取り車(写真)を購入した。 購入時には91FZR1000用の倒立が組まれていた。(事故をしたときに、部品取り車のを組んだとのこと) 転倒暦もあるので外装の程度は悪かった。(タンクは問題なし) 購入後、エンジン不調の原因はエアクリ側のインシュレーター(ゴム)が伸びて空気を吸い込んだだけというのが後で分かってこの車両が急遽必要ということは無くなってしまったんだけど1年後位にとうとうミッショントラブルが発生して部品取り車のエンジンに積み替えることとなった。 現在、保管場所が屋外(シートは2重にしているけど)なのでこのままだと使える部品も駄目になる可能性があるので、必要な部品を室内保管するため解体することにした。 |
【おおまかな解体手順】 |
1.作業前の状態![]() |
ラジエター、マフラー、ウインカー、その他のパーツは以前に取り外し済み。 |
2.外装外し![]() |
サイドカバー、タンク、エアクリBOX等を取り外す。 |
3.ハーネス、冷却パイプ外し![]() |
エンジンを下ろすときに邪魔となる冷却パイプを取り外す。エンジンとの結合部のOリングが完全に固着しているようでCRCをかけ、そして少しずつ揺さぶりながら引っ張ってやっと取れた。 エンジンと本体と結ばれている配線(アース等)を外す。 |
4.エンジン支持![]() |
スプロケカバーを外してスプロケナットを緩める。 リアアクスルを緩めチェーンアジャスタを名一杯緩めた状態にした後、スプロケを外す。 オイルクーラ、オイルフィルターを外す。 その後エンジンを下から支持する。マニュアルには下から「エンジン下部をジャッキ等で支える」と書いてあるが安定してささえれそうなジャッキがなかったので、リアスタンドで車体を垂直に保持した後、フロントスタンドで車体を上げて、そこに台車に木を置いたものを入れてその後フロントスタンドを下げるといった手法を取った。(下から上げるか、上から下げるかだけで結果的には同じ)。台車の木とエンジンの間に雑誌を入れて前側のエンジンマウントボルトが軽く動くように高さ調整をした。 |
5.ダウンチューブ、エンジンマウントボルト外し![]() |
前側のエンジンマウントボルトを外した後、ダウンチューブを外す。 その後後ろ側のエンジンマウントボルトも外す。 ※エンジンが前に倒れることもあるので注意して手で押さえておくこと。 |
6.エンジン取り外し![]() |
↑の状態からエンジンを右斜め前側に移動させるとエンジンが抜ける。 |
・エンジンの無い風景(その1)![]() |
・エンジンの無い風景(その2)![]() |
7.ステップ、リア周り取り外し![]() |
ステップ、リアフェンダー、シートレール周りと取り外す。 |
8.Rホイル、リアサス、スイングアーム取り外し![]() |
リアホホイルを外した後、スイングアームビポッド、サスのリンクアーム、サスマウントの各ボルトを緩める。 緩めた後フレーム後部の下にブロック等を入れて保持した後に先程緩めたボルトを抜いて各部品を取り外す。 |
9.とりあえずここまで![]() |
とりあえず今のところ、ここまで分解した。 これで部品は大体倉庫に入れた。 これで欲しい部品は大体取れた。 気が向いた暇なときにでも、フロントステム周りをメンテ時の参考用に分解しようと思う。 |
10.その後 | この状態でカバーをして家の片隅に置いておいたらいつの間にか風でカバ−が取れた状態になっていた。 何度カバーしても風でめくれてくるので面倒になってそのままにしていたら中学の頃の友達がやってきて(2003年6月頃)GPZ1000RXのフロント周りに使いたいので欲しいとのこと。 別に使う予定はないし、フォークは要修理&OHの状態だし、ゆくゆくは廃棄処分しなければいけないと思っていたのでノークレームを条件にあげることとした。 翌日、早速引き取りにきたが普通車のワゴンにはそのままでは入らないとのことなのでステムナット緩めて、ベアリングナットを緩めてフロント周りとフレームをバラした。(写真撮っとけば良かったかな…) フレームは必要ないが、フロント周りだけもらっていくのは悪いとのことでフレームも一緒に持っていってもらった。 この友達の親父が釣りに行ってたらしく、土産に20cm越のイサキを5匹ゲット。 |