87FZR1000のマフラー補修A(2003年6月)


マフラーパテの結果から長期的な処置としては不適と判断して、溶接補修することとした。

部品取り車のマフラーが、集合部の腐食以外は程度が良いし失敗してもダメージは少ないと判断してこちらのマフラーを補修することにした。

@補修用の板を準備

今回は、補修であることと作業性(形状合わせ)を考慮して0.5mm
のステンレス板を使うこととした。

腐食して穴の空いた部分は周辺もその一歩手前の状況であると考えられたので、腐食が無いと思われる部分から全体的に覆う形で進めることとした。

型紙を補修部分に当ててステンレス板の形状を決定し、ステンレス板を切り出す。
必要な部分は切り込みを入れてマフラーの形状に合わせて行く。(文章で書けばこんなもんですが結構大変でした)

A作成した板を溶接する

まずは、スポット止めで仮固定して位置を決める。
その後ハンマ、シャコ万で帳尻を合わせながら溶接していく。
(ちなみに溶接は、親父にしてもらいました。板厚が薄くしかもきちんと密着してる部分が少なく大変な作業だったので親父に感謝 <(_ _)>)


溶接が完了したマフラー

 

集合部下側。こんな感じで全体を覆う形で溶接してます。

 

集合部上側。こちらも補修してます。

B塗装

耐熱黒塗装の部分で若干錆びのある部分を真鍮ブラシ付けたリューターで掃除して、溶接部分も含めて再塗装実施。

実は集合部の内側根元付近も少し穴が空いているのだが、この部分の溶接は難しいのでマフラーパテを使用。詰め込む形になる部分だし塗装もしたので大丈夫だとは思いますが、これで駄目だったら隙間埋めるような形状の板作って何とかしようと思います。


C取り付け

ここまでくれば後は取り付けるだけ♪〜と思ってたらエキパイが排気口にハマル気配が無い…
暫く格闘してみたがやっぱり駄目。

装着してたマフラーとピッチ確認してみたら1〜4番間で約15mm、2〜3番間で約5mmピッチが広がってました。こりゃ装着出来ない訳だ(笑)。溶接歪で広がってしまったようです。こうなると判ってたら各パイプを適当な部材でスポット止めして位置決めしたのですが…。

仕方ないので番線とシノでピッチを強制して無事装着することが出来ました。

このまま装着してれば排気熱とクリープ変形でピッチが落ち着いてくれることを期待(笑)。


D作業完了確認

装着出来たのでエンジンを起動して確認を行った。
集合部からの排気漏れもなくなり静かで良い感じになりました。

装着後の写真。アンダーカウルを付ければ補修はほとんど目立ちません。


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