FZRのライトスイッチ修理(2003年11月)


2003年11月2日のツーリングで途中、ライトが点灯しなくなった。スイッチをON、OFFしてると復活したのでそのまま走ってると夜中の帰路で大雨に降られ、途中で休憩後出発しようとすると完全に点灯しなくなった。

それでも暫くすると復活してくれたのでその状態で帰った。

翌週ライトスイッチを確認すると問題なく付いたので、まあ大丈夫だろうと思ったのが間違い…

11月16日のツーリングで往路でライトが完全に点灯しなくなってしまった。

途中でツーリング仲間の家で浸透潤滑剤を借りて復活したと思い帰路(夜中)に付くと、郡山付近でライトスイッチが昇天。

パッシングスイッチを押したまま走ってると、天理のちょうどおいしいところに差し掛かったくらいのとこでこちらも昇天。

自宅までの約100km間、車の後ろにつきながらウインカー点灯させて何とか帰ってきました。

このままでは完全にマズイので、修理することとした。

ライトスイッチ(右側)は、ON状態で導通確認したが完全に絶縁状態…

接点も汚れているし、接点に押し付けてる部品が摩耗しているようなので部品取車のと一式交換した。

パッシングスイッチの方(左側)も導通アウト。部品取車のもアウト…

とりあえず分解して復活を試みることとした。

   
とりあえず、パッシングスイッチをバラバラにします。

ボタン裏の接点(中心)が、結構汚れ、摩耗があるようなのでまだマシな部品取車のボタンの接点を1200番のペーパーで軽く手入れして使用。接点部のコイルバネがヘタリ(自由長が短い)を起こしてるので少し引っ張って復活させようとしたら「ポキ!!!」と折れてしまった…連続点灯で焼けたのか?脆くなっていたようである。
というわけで接点部のコイルバネも部品取車のを使用。

ちなみにスイッチの戻りは、この接点部のコイルバネでなく、スイッチ側面にある小さいコイルバネとボールの組み合わせで行っています。

   
 
矢印のとこが本体側の電極。

本体側の電極と外側の金具の間が絶縁されています。

リード線A〜本体側中心の電極⇔スイッチの電極〜コイルバネ〜本体外側の金具〜リード線B
というような構造で電気が流れてます。

ライトスイッチ不良の応急処置で連続点灯させるには、構造的に厳しいですね…(笑)

本体側の電極は再使用。但し1200番のペーパーで軽く手入れを実施。

導通も良好となったので、これで復旧を行った。

まあ、これで当分大丈夫でしょう。

余談だが、ジャンク屋でスイッチ関係のパーツを見ていると車種は違ってもYAMAHA車のものであれば内部のスイッチ自体は共通と思えるものもあるのでジャンクで格安で入手できればこれらで対応することも出来ると思う。

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