ユーザ車検(バイクの継続検査)
2001年7月が87FZR1000の車検月でした。 車検満了日までに検査を受けなくては…と思いつつ車検日を過ぎてしまいました。 今年の初めにTL三井氏のユーザ車検に同行させてもらい、見学したこともありユーザ車検には興味を持っていました。 そのようなこともあり、車検をどうしようか考えていたところ、休暇を取ることが出来たので今回初めてユーザ車検にチャレンジしてみました。 |
1.バイクの整備をする(車検当日までに) |
ノーマルまたは車検対応パーツを装着している場合は、以下の内容を車検当日までに確認、対処しておけば大丈夫でしょう。 @ライト : Hi、Low が点灯するか? Aウインカー : 前後、左右が点灯するか? Bテールランプ : マーカー、およびストップ球が点灯するか? Cブレーキランプ : 前および後ろブレーキを作動させた時に点灯するか? Dホーン : 鳴るかどうか? Eブレーキオイル : 規定量入っているか? Fブレーキパッド : 残量があるか? Gタイヤ : スリップサインが出ていないか? H液漏れ : 冷却系、潤滑系、ブレーキ系の異常と思われる液漏れがないか? Iチエーン : たわみ量が規定範囲内かどうか? Jネジ : 車体周りのネジで緩み、脱落は無いか? K反射板 : リアフェンダー(ナンバーブレートの上下近辺)に反射板があるか? L光軸 : 調整ネジの場所と調整方法(どちらに回すとどう動くか?上下および左右方向)を確認しておく。検査当日不合格だったときは何で落ちたのかを教えてくれる(下向き過ぎ、左向き過ぎetc)ので合格するまで調整、検査を繰り返す。車検場の近くに当日飛び込みで光軸を調整してくれるバイク屋かテスター屋があれば確認しておいて検査で落とされた場合に利用するのも手である。調整に自信が無い、なおかつ近くに当日飛び込みで光軸調整してくれる店がない場合には前もって店で光軸調整をしてもらっておけば良いと思う。 M洗車 : 車検当日には、それなりに綺麗にして受けた方が良いと思います。(ちゃんと点検してるということも検査官に伝わるでしょうし、印象も悪くならないはず。)
@ブレーキ液の交換(2年毎目安) : あまりにも液の色が「褐色の恋人」してると検査官に注意されるかも? A冷却水の交換(2年毎目安) : ラジエターの腐食を防ぐ意味でやっておいた方が良い。 |
2.車検の予約をする |
ユーザ車検は予約制なので事前に予約しておく必要があります。(予約は1週間先まで可) 自分が車検を受ける陸運局へ電話して予約します。 各陸運局の連絡先はここ↓ http://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/inspect.htm
【三重県の場合】 ちなみに自分は2ラウンド(10:30〜11:45だったかな?)で予約しました。 |
3.必要な書類の準備 |
@継続検査申請書 : 当日検査場で購入で問題なし A自動車検査票 : 当日検査場で購入で問題なし B自動車検査証 : 車検証のこと C自動車税納税証明書 : 毎年5月に収めてるやつ。(車検用の納税証明と書いてあるのが必要。納税領収書だと駄目。紛失してれば市役所の税務課?で再発行してもらう必要あり) D自賠責保険証明書 : 今まで入っているやつと、今回の車検用の新しいやつが必要。今までのやつで証明書を紛失してる場合は事前に保険会社へ連絡して入手する必要あり。今回の車検用の新しいのは、当日車検場でも入手(購入)可能だし、バイク屋で事前に処理しても可。 E定期点検整備記録簿 : 事前に入手して、点検項目を記載しておく。用紙(ブランク)はコピーでも可。当日検査場で購入(\100円くらい)してから記入しても特に問題は無い。 |
4.その他必要なものの準備 |
@印鑑 : 認印であること(三文判は不可)。携帯型の朱肉があったら念のため持っていった方が良いかも。 A鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム : 車検場にもあるので絶対に必要ということではありませんがりま、持っていっておいたほうが無難。濃さはHBが良いと思う。書類で鉛筆書き指定の部分(継続検査申請書の上半分の所だったかな?)に使用します。 Bボールペン : 車検場にもあるので絶対に必要ということではありませんが、持っていっておいたほうが無難。 Cバインダー : 絶対に必要ということはありませんが、申請書類関係をまとめて持っておくのに便利。 D費用 : 検査に必要な諸費用で約\30,000円必要。光軸検査で落ちてテスター屋で調整してもらったりとかする費用(\2000〜3000くらい)を含めると車検用として\40,000円程度(多いほうが万が一のときも安心で心に余裕も出るけど…)用意しておけば大丈夫だと思う。 |
5.車検日当日 |
@車両を検査場へ持っていく : 車検が切れていなければそのまま自走で車検場に行くことも可能。車検切れでも仮ナンバーを取れば自走可能。車検切れでもトランポで持っていけば問題なし。 今回自分は、トランポで持っていきました。(トランポ持ってるし、FZRが車検切れだったし、整備用の工具も積んでいけるので) A必要書類の購入、自賠責の支払い : 最初の窓口にて「継続検査用の書類をください」と言えば、継続検査申請書と自動車検査票と自動車重量税納付書を出してくれるので購入する(全部で\40円くらい)。定期点検整備記録簿も聞かれたが、持っているので購入しなかった。 B次の窓口にて継続検査費用と自動車重量税の支払い : 継続検査費用(\1,400円)と重量税(2年で\5,000円)を支払う。(印紙は担当の人が用紙に貼ってくれた) C書類への必要項目の記入および書類の提出 : 継続検査申請書と自動車検査票、自動車重量税納付書に必要項目を記入(車検場に記載例が記してあるので参照)。その後書類を提出して記入モレ、ミスがなければ受け付け完了となる。 D車両の検査 光量が心配だったので、アイドリングをやや高めにするようアクセルキープした。 光軸が低めで左寄りとのことなので1回目は不合格となった。 合格の印のついた書類を検査場で受け取り、その後受け付けに提出して新しい車検証とナンバー貼り付け用の検査シールを受け取って車検完了。 |
6.今回の車検にかかった費用 |
@書類代 : 継続検査申請書、自動車検査票、自動車重量税納付書であわせて\40円(くらいだった)。 A継続検査費用 : \1,400円 B自動車重量税 : \5,000円(2年分) C自賠責 : \23,550円(25ヶ月分。ちなみに24ヶ月だと\22,900円) |