87FZR1000のリアタイヤ、リアディスク交換(2002年3月)


2シーズンの使用(前回2000年4月頃交換)でリアタイヤがサイド、センター共にスリップサインを超えグリップ感もなくなってきたのでシーズン前に交換することとした。

どうせリアタイヤを外すということで、リアディスクの磨耗も気になっていたので同時に交換した。


1.リアタイヤ交換 【まずは、車体からホイルごと外す】
@リアスタンドでバイクを保持する。
Aチェーンアジャスタを緩める(めい一杯に近いくらい)。
Bキャリパーのサポートボルトを外し、キャリパーをディスクから抜く。
Cホイールアクスルの割りピン(割りピンが無くてUナットのタイプもあり)を外しナットを緩め、ホイールを保持しつつシャフトを引き抜く。
D外れたらホイールを少し前に動かしてチェーンをリアスプロケから外す。
Eスプロケをハブと一緒に引き抜く。

※慣れない人は、カラーの位置も良く見て覚えておくかメモっとかないと組むときに悩むかもしれません。また、各ネジを緩めた時のトルク感を覚えておくこと(キャリパーボルトなんかはマジックペン等で外す前にボルト頭とベース側で合いマークをつけておいて締め付ける時の目安にすると良いかもしれません。チエーンカバーも外した方が作業性が良いかも分かりません(自分は外した)。
リッターバイクでロングフェンダー仕様の場合は、それを外さないと駄目かも知れません。
自分のFZRも元々ロングフェンダーなのですが、整備の時に面倒なのと、軽量化(?)も兼ねて常時外してあります。という訳で時々750に間違われたり(逆にそれが楽しかったりして… (-_-)zzz…)、下手すりゃ250と間違える素敵な方々がおりますがそんなときはシフトアップポイント10000rpmチョイで
(゚▼゚*)ウヒヒヒ←嘘です。

【タイヤ交換】
Fタイヤ交換をする。(だいたいの手順は
ここ

今回、タイヤを外した時にエアバルブを何気なしに見ると、根元に近い部分の全周にヒビ割れが入っているのを発見。まだ当分大丈夫そうだけど次のタイヤ交換時までは?という不安があったのでリムだけの状態でタイヤを購入したバイク屋へ持っていきバルブを交換してもらった。工賃(といっても作業時間3分くらい)と部品代込みで\500でした。

【車体へのホイルの取り付け】

Gスプロケをはめ込んだ後、ホイルをスイングアーム内に入れてチェーンをかける。
Hカラーがきちんと組まれているのを確認してから、アクスルシャフトを通す。出来るだけ一直線上になるようにした状態で、アクスルの頭を手でたたくかプラハンで軽く叩いて(途中でカツンと抵抗がある場合はうまく穴がうまくあっていないので無理やり叩き込もうとせず合うよう調整する)に入れる。
Iアクスルシャフトのナットを軽く閉める(ホイルが手で前後に動かせるくらい)。
Jチェーンアジャスタでチェーンの引き代を調整する。
Kアクスルシャフトを締め付ける。
Lチェーンアジャスタを締めて緩んでこないようにする。
Mキャリパーを取り付けボルトを締める。
Nブレーキペダルを何回か踏み込んで当たりをつける。
Oアクスルシャフトのナットに割りピンを入れる。

左が今まで使っていたBT-57、右の装着されてるのが今回のBT-010。ざっと作業的には、こんな感じ。
アクスルシャフトのナットを締めるときに、いつもテルクレンチ(手で感で締める)なのだが今回は珍しくトルクレンチを使った。
あれっちょっと硬いかなと思い設定を見てみるとkgf表示の方でなくてpound表示の方で勘違いして設定していた…
ということでkgfできちんと設定して締めるけどまだ締まっていくしやけに硬い感じがする…
どうもレンチが12.7sqでソケットが9.5sqなのでアダプタ使ったこと、ナットの形状の都合も相まって本来の回転軸と若干ずれたために検出トルクよりも実際には多めにかかってしまったようである。
マニュアル値が10.7kgf・mのところを12〜13くらい
かけてしまったかもしれないが、ネジ的には許容範囲内のトルクと思うので特に問題ないでしょう。
というわけで一旦緩めて、トルクレンチが回転軸からずれないように保持して締めるとだいたい自分の思っているところでトルク検出した。
普段からこのトルクはこんなくらいの力加減ということを体で覚えるように作業することが大事だなと思った。
(そうしないとねじ切ってしまうこともあるかもしれない。)


2.リアディスク交換 【上記のタイヤ交換でホイルを外したついでに交換した】

@ブレーキディスクのボルトを外す。
Aディスクを外す(外れにくい場合は、プラハンで軽くたたく)。
B新しいディスクを装着して規定のトルクでボルトを締める。


←これが今まで使っていたディスク(約12万km使用)。
写真に書き込んだような段付き磨耗をしています。矢印の部分が一番薄くて約3.6mmでした。(マニュアル厚さ限度4.5mm)
ちなみにフロントディスクは現在4Set目。


            


←こっちが今回新たに取り付けた部品取り車のディスク。若干錆びててボロッチイですが段付き磨耗もなく厚さも約5.0mmと新同レベルのようです。


(というわけで、キャリパーピストンを1.4mm+α(2ポッド対向なので片側0.7mm)戻す作業を実施して取り付けてます。
ついでにキャリパーピストン周りの清掃、バッドピンへのグリス塗布も実施。)  


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